2008年04月24日

チャレンジ

子供の頃、いくつの時か忘れてしまいましたが、
クリスマスの朝、目が覚めると枕元にあったプレゼントが、
西條八十(さいじょうやそ)童話集 という本でした。

子供が読むには少し分厚いその本を
とてもうれしく読んだ覚えがあります。
それからは、本を読むことが好きになり、
今でもそれは続いており・・・

先日から、ある本を読破しようと試みております。

それは、鬼平犯科帳文庫本全24巻。

主人公は火付盗賊改方長官:長谷川平蔵。
若い頃は、悪さの限りを尽くした平蔵も、
今は、冷血非道な盗人を成敗する、
泣く子も黙る、しかし人情味あふれた人物として描かれています。

これすべて読んじゃおう、というのが今の楽しみなんです(笑)

池波正太郎を読むのは今回が初めて。
時代劇モノは嫌いじゃなかったのですが、
これをきっかけに、ここしばらくは時代劇モノが続きそうです。

200年ほど前の時代が舞台となっていますが、
その頃にも悪者はいたわけです。
が、何というか、人の血が通ってる感じなんですよね。
池波がその頃を思い、今を嘆く部分があったのですが、
印象的だったので抜粋。

「現代(いま)は人情蔑視の時代であるから、人間という生きものは
情智ともにそなわってこそ〔人〕となるべきことを忘れかけている。
情の裏打ちなくしては智性おのずから鈍磨することに
気づかなくなってきつつあるが、約二百年前のそのころは、この一事、
あらためて筆舌にのぼせるまでもなく、上流下流それぞれの
生活環境において生き生きと、
しかもさりげなく実践されていたものなのである」
(池波正太郎 鬼平犯科帳1 血頭の丹兵衛より)

こう思う作者が描く平蔵は、時に冷血ですが、
部下はもちろん、捕らえた悪人にも、その背景を見て致し方ないと思えば、
きちんと人として向き合う懐の深さがあって、
こちらもホロリときたりします。

まだ2冊目に入ったばかりなのですが、
すっかり平蔵ファンになりました(笑)
もうひとつ、食べ物についての描写が出てくるのですが、
これがどれもおいしそう。
蕎麦と冷酒でちょっと一杯、といきたくなります(笑)

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Posted by まさき  at 19:01Comments(0)TrackBack(0)いろいろ